一般社団法人 FishMarket38
2015年7月設立(FishMarket38有限責任事業組合より移行)
個人で小舟で行う沿岸漁業を小漁(こりょう)と呼びますが、気仙沼周辺には多くの小漁の漁師がいます。
しかし高齢化などの影響に加え、3.11の震災が拍車をかけ、漁を辞める方が多く、漁師の数は減少・・・。
漁師たちは長年この地域に住み、浜の風景や文化を作ってきた方々です。
また、漁師にとって漁に出ることは生活の一部であり、現金収入を得るための手段の一つであるだけでなく、生きがいでもあります。
そのような漁師たちが漁を辞めてしまう事態に、『このままでは町から漁師がいなくなり、漁業に根差した地域の文化も失われてしまうのではないか、漁師さんに少しでも長く漁を続けてほしい、地域の文化を守り、もっと元気にしていきたい』そう思い、私たちはこの事業を始めました。
小漁の漁師の中には、市場まで漁獲物を運ぶ手段がない、漁獲量が少なく市場に出荷しにくいなどということから漁獲物を現金化できない場合があり、それが小漁を辞めるきっかけの一つにもなっていたため、そのような場合でも私たちが浜まで集荷に行くことで、漁師がいつでも漁獲物を販売できる仕組みを提供し、漁師が安心して漁を続けていける環境をつくっていきたいと考えています。そして漁師さんと共に、皆様においしいお魚を提供してきたいと思います。
FM38は主に、仙台から車でおよそ2時間ほど北上したところにある、気仙沼市唐桑町~岩手県陸前高田市の小漁師から活魚を集荷しています。
小漁の漁師は60代なら若手、80代の方も多くいます。彼らの中には、遠洋漁業全盛期に遠洋マグロ船の乗組員として世界中の海を巡った経験をもつ漁師も多く、スペイン語やベトナム語を知っている方もいます。
過去、繰り返し襲った津波や海難事故など、自然の脅威と隣合わせながらも、ずっと海と共に生きてきたこの地域では、200海里規制により、遠洋漁業が衰退した今でも、リアス式の入り組んだ湾で、ホタテやカキ、ワカメなどの養殖、また定置網漁や小漁による沿岸漁業が行われています。
小漁は主に刺し網・カゴ・釣りなどの漁法で行われます。漁師は各自、仕掛けや漁場、餌、漁の時間帯などを工夫しながら、日々小さな船に乗って大きな海に挑戦しています。その雄姿はとても若々しく、かっこいいのです。
リアス式海岸のある豊かな漁場では年間を通して数多くの種類の魚を獲ることができます。
それぞれの漁師が獲った魚は活きたまま集められ、水槽などで一時保管してから、
出荷時に活締めにして出荷されるため、鮮度がよく、もちの良い魚をご提供することができます。
漁師から仕入れた活魚の他、養殖品や、カツオ、メカジキ、モウカの星など、
気仙沼ならではの食材も合わせてご提供しています。
お問い合わせフォーム、もしくはお電話にてご注文を承っております。お気軽に、ご連絡くださいませ。
お問い合わせフォーム、もしくはお電話でのお問い合わせ他、各種インターネット販売をご利用ください。